被塗物は自動前処理装置で処理が成された後、自動移載装置によって塗装セクションに供給されます。塗装工場内のコンベアは総延長650mあり、
粉体塗装ライン及び溶剤塗装ラインでは被塗物を毎分1.35mのスピードで運んでいきます。
前処理ラインを2ライン化し、コンベア速度を1.2m/minから1.35m/min及びハンガーピッチを400mmから300mmにし、生産性の向上を図っています。
| 位置 | 設備名 | メーカー | 概略仕様 |
|---|---|---|---|
| 1 | 前処理装置 | ヲサメ工業 | シャワースプレー方式 |
| 2 | 水切り乾燥炉 | ヲサメ工業 | 熱風循環式 |
| 3 | 焼付乾燥炉 | ヲサメ工業 | 熱風循環式 |
| 4 | 溶剤塗装ブース | ヲサメ工業 | プッシュプル型ウォーターカーテン式 |
| 5 | 粉体塗装ブース | 旭サナック | |
| 6 | 粉体塗装ブース | 旭サナック | レシプロ |
| 7 | 回送コンベア | ヲサメ工業 | ポスト懸垂式 |
| 8 | 自動移載装置 | ヲサメ工業 |
| 設備名 | メーカー | 型式 | 概略仕様 | 数量 |
|---|---|---|---|---|
| ベンチュリー塗装ブース | 宮興技研 | 3 | ||
| 粉体塗装装置 | ホソカワワグナー | トリボ | 1 | |
| バッチ式熱風循環乾燥炉 | 1 | |||
| バッチ式熱風循環乾燥炉 | 宮興技研 | 3 | ||
| 塗装ロボットシステム | 安川 | YR-MPX3500 | 垂直多関節型(6自由度) | 3 |
| 文字吹き付けブース | 1 |









2025年4月から稼働を開始した塗装工場では、環境負荷低減のために以下のことに取り組んでいます。
前処理工程ではリン酸皮膜処理から環境に優しいジルコニウム化成処理へ変更しました。
乾燥炉の燃料を重油から二酸化炭素の排出が少なく環境に優しいLPガスへ変更しました。
粉体回収装置により、リサイクル塗布が可能となりました。従来に比べ、10%の塗料使用量削減を実現しています。
オンサイトRPAの仕組みにて発電能力最大252.45kwの出力となる太陽光パネルを設置しています。